運転手不足が深刻となる中、三豊市で1月27日、自動運転バスの実用化に向けた実証運行が始まりました。
AIやIOTを活用した事業を進める三豊市が次に目指すのが、自動運転バスの実用化。この日からNTT西日本と合同で実証運行を始めました。
車両は10人乗りの電気自動車で、香川高専詫間キャンパスからおよそ3キロ離れたスーパーまで1日5往復します。
最大の特長は車内にアクセルやブレーキ、ハンドルがないことです。
車両には周囲の障害物を検知するセンサー10個を備えていて、速度や位置などの情報が常時、遠隔監視室に送られます。
特定の条件下で乗務員を必要としない自動運転のレベル4に対応。今回はオペレーターが1人乗り、走行中に止まった時などは補助するレベル2での運行になります。
三豊市の山下昭史市長は「三豊市が取り組む、行きたい時に行きたいところに行ける街というもののスタートを切れたかなと思います」と意義を語りました。
実証運行は2月7日までで、乗車にはインターネットや電話での事前予約が必要です。