ハマチ養殖発祥の地、東かがわ市の安戸池で試験養殖されていたマガキの命名式が2月14日、初出荷を前に現地で行われました。
命名式には、カキ養殖を手がける引田漁協の網本昌登組合長や香川県の池田知事らおよそ20人が出席しました。
安戸池そばの食堂でアルバイトをしている書道歴12年の網本莉子さんが書道パフォーマンスを行い、カキの名称となる「ADO MILK」の文字を書き上げました。
続いて、網本組合長があいさつし、アドミルクのブランド化への意気込みを述べました。
引田漁協は市の委託を受け、徳島県の水産ベンチャーなどと事業推進体をつくり、一昨年10月から安戸池で試験養殖に取り組んできました。
丸みを帯びたカキにするため、国内で主流になっているいかだからつるして貝を育てる方式ではなく、かごの中で育てる方式を採用。夏場に産卵しない三倍体のカキを使うことで、年間を通した出荷が可能になりました。
また、水面にセンサーを浮かべ、えさのプランクトン量など測定し、養殖に役立てます。
式典後には池田知事ら来賓がとれたてのカキを試食しました。
アドミルクは15日から土日限定で、安戸池そばの食堂・ワーサン亭で販売します。