「照子おばあちゃんのくさぎなのかけ飯」岡山県
2025年3月8日放送(2025年3月13日、15日再放送)
四季折々の美しい自然が楽しめる岡山県美咲町。ここには、昔から伝わる郷土料理をまとめたり、地元の食材を使ったレシピを考えたり、講習会を行ったりしている「みさきみんなの台所会」という有志の集まりがあります。そこで活躍している池上照子さん(76)が今回お料理を教えてくれるおばあちゃん。教わるのは郷土料理の1つ「くさぎなのかけ飯」。毎年6月ごろに山でたくさん収穫できる“くさぎな”。“くさぎ”というのは漢字で“臭木”と書き、非常に臭いそう・・・そんな臭い木の葉も工夫次第でおいしく食べられる上に、栄養満点という先人の知恵が詰まった一品です。笑顔がチャームポイントの照子おばあちゃんにも癒されること間違いなしです。おたのしみに~。
くさぎなのかけ飯
12人分
- 材料
クサギナ(乾燥) 15g 砂糖 大さじ1 しょうゆ 小さじ1.5 鶏ササミ 240g 酒 適量 水 900cc ニンジン 3本 砂糖 小さじ1.5 しょうゆ 小さじ1.5 ゴボウ 3本 砂糖 大さじ2 しょうゆ 小さじ1.5 卵 3個 砂糖 大さじ1.5 塩 少々 ホウレンソウ 1束 塩 少々 ご飯 米5合分 ユズ皮 少々 ネギ 少々 油 適量 - かけ汁
だし汁(かつお・昆布) 1.2ℓ しょうゆ 大さじ5 酒 大さじ1 みりん 大さじ1
- クサギナ(乾燥)は2日前から水に浸けて戻しておく(水は数回変える)
- ②のクサギナを沸騰させた湯の中でさっとゆがき水分をしっかり切って細かく刻み
油を引いたフライパンでクサギナを炒め、しょうゆと砂糖で味付けをする - 水900㏄を鍋にかけ、酒を加え、鶏ササミをしっかりゆで、細かくほぐす
ゆで汁は捨てずに残しておく(あとでかけ汁に使う) - ニンジンは細切りに、ゴボウは小さめのささがきにして水にさらしておく
- フライパンに油をひき、ニンジンを加え、砂糖、しょうゆで味付けをして皿に出しておく
- 再びフライパンに油をひき、ゴボウを加え、砂糖、しょうゆで味付けをして皿にだしておく
- 卵は砂糖、塩を入れてしっかり溶き、フライパンでいり卵にする
- ホウレンソウはさっと塩ゆでし、水にあげ、しっかり水分を切ったら2cm程度に切る
- ゆず皮は薄くそぎ、細く切り、ネギも小口切りにしておく
- だし汁に④の鶏ササミのゆで汁を加え、しょうゆ、酒、みりんを加えてかけ汁をつくる
- 器にご飯を盛り、具をそれぞれ彩りよく盛り付け、ゆず皮、ネギを添えてかけ汁をかける