番組審議会

第339回テレビせとうち放送番組審議会議事録

開催日時 令和元年6月20日(木)14:30~15:30
場所 岡山市北区柳町2-1-1 テレビせとうち5階大会議室
出席委員 千葉喬三委員長
小原悦子副委員長
勝矢雅一
池田清一郎
小田 久美子
小松原竜司
東岡孝和
欠席委員 深田武志
局側出席者 土井社長
鈴木常務
大森取締役営業局長
黒泉編成局長
天野報道制作局長
中尾編成局次長
遠藤編成部長
山野考査CM管理部副部長

議事の概要

テレビ東京制作 TXN6局ネット番組 『新美の巨人たち』
「要潤×高橋由一『豆腐』ユニークな題材をリアルに描いた侍の油絵道」
 (令和元年5月25日(土)22:00~22:30 放送)            

上記について審議、また事務局より視聴率および視聴者対応の報告を行った。

主な意見

■率直に素直な感想をいうと、前の番組が19年と長過ぎたのかも知れないけれども、そのイメージが非常に強過ぎるかも知れない。だが今回の番組は、もっと専門的とか、あるいは学術的な分析とかいった見解があっても良いのかなという気がした。

■題を「侍が描いた油絵」ということなので、引っ掛けてきたのかも知れないが、番組の最後のほうで要潤さんが侍の心とか、スピリッツを感じると言っていた部分について、どこが侍スピリッツなのかというか、無理にそういうことに結び付けたのかなという印象があって、その辺がちょっとどうなのかなと思った。また金刀比羅宮に由一さんの絵があるというのも、なぜあるのかなということとか、全然出て来なかったのか疑問に思う。

■衝撃の事実を知ることが出来て、とても学びの番組だなというふうに感じた。

■見方によってはであるが、その人の人間とか、人生観だとか、生き方だとか、そういうところまで広げて、あるいは掘り下げて見られるような番組になりそうで、とても興味深く見ることが出来た。

■やはり現実的には、資金調達の問題が大きな問題であるので、どうやって資金調達されたのかということを、銀行の社会的使命を踏まえて言うべきだった。

■ナレーションの、原稿が素晴らしいなと思った。そして絵の説明の表現の仕方が、何回か出て来られた陶芸の先生方が書かれたのかと思うが、ナレーション全部が本当に分かりやすいものになっていた。
また日本画の方の再現による対比は非常に面白かったなと思う。

■専門的な内容を私たちにしっかりと伝えてくれている良い番組だなと思った。若い方々や、芸術にちょっと二の足を踏んでいる方々にとって、とても踏み込みやすい番組だと思うので、気軽に見るという意味で、また芸術に親しんでいけるという意味から素晴らしいリニューアルだなと思った。どんどんこういう形で進めて欲しいと思う。

■昔の「美の巨人たち」のように、どちらかというと権威を先に出して、だからこれはすごいんだということが多かったことに比べて、分かりやすいことが、特に素人でも分かるようにということが、まさにこの番組の取上げようとしたことなのかなと思って見た。非常に成功した、短い時間でよくやったなというふうに思った。




以上